コルツのハワード、電撃引退を発表 「家族が第一」
サマリ
- ベテランコーナーバックのザビエン・ハワードが電撃引退を発表。
- ラムズ戦でのパフォーマンスが批判された直後の決断。
- 自身のSNSで「家族を第一に考える」と引退理由を説明。
- コルツのコーチ陣はハワードの起用法について検討中だった。
- ハワードはドルフィンズ時代に2度インターセプト王に輝いた実績を持つ。
コルツのハワードが電撃引退、「家族が第一」と語る
インディアナポリス発 - ベテランコーナーバックのザビエン・ハワードは、NFLから1年間離れた後、キャリアを再起させることを願って8月にインディアナポリス・コルツと契約した。
しかし、4試合を終え、4度のプロボウル選出歴を持つハワードは、電撃的に方針を転換することを決断した。
32歳のハワードは水曜日、ロサンゼルス・ラムズ戦での批判的なパフォーマンスと、スターレシーバーのプカ・ナクアに対する守備の不振を受けて、引退を決意したことをコルツに伝えた。ハワードは水曜日の練習を欠席したが、チームの負傷者リストには個人的な事情による欠席と記載されていた。
ハワードはソーシャルメディアに投稿した声明で、「私の夢は変わった」と述べ、「フットボールよりも家族を優先することをもう望まない」と綴った。
「私の目的はこのスポーツで果たされたが、私にとって子供たちはフットボールよりも重要だ」と彼は書いた。「私は素晴らしいキャリアを送ってきた。それがユニークな形で終わるとしても、私はそれで構わない。なぜなら、今回初めて家族を第一に考え、その決断を誇りに思っているし、楽しみにしているからだ。」
シェーン・スタイケンHC(ヘッドコーチ)とルー・アナルーモDC(ディフェンスコーディネーター)は、ラムズ戦以降、ハワードの起用法に関する質問を繰り返し受けてきた。ハワードは第1週からコルツのアウトサイドコーナーバックとして先発出場していたが、どちらのコーチも先発メンバーを変更する予定は示唆していなかった。
水曜日、スタイケンHCは人員変更について話し合う可能性について問われ、ハワードが引き続き先発出場する可能性を残した。コルツがハワードの引退決定前に彼を解雇することを検討していた兆候はなかった。
「ヘッドコーチとして、明らかに私はすべてのことについて最終的な決定権を持っており、私たちは週を通してそれらの会話をする」とスタイケンHCは述べた。「振り返ってみると、ザビエンについては、先週対戦した相手は2人のエリートレシーバー(ナクアとダバンテ・アダムス)だった。したがって、繰り返すが、今週もプロセスを経て、毎週のようにすべてを評価していく。」
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ハワードのラムズ戦での苦戦は不可解だった。Next-Gen Statsによると、彼は7回のレセプションで112ヤードと1タッチダウンを許した。コルツはナンバーワンコーナーバックのチャバリアス・ワードを主にアダムスにマッチアップさせたが、アダムスもハワードと対峙した際にプレーを見せた。ナクアは13回のキャッチで170ヤードを獲得し、どちらもシーズンハイだった。
ラムズ戦後、マシュー・スタッフォードQBが自分をターゲットにしていると感じるかと質問されたハワードは、「そうは思わない。結局のところ、これはフットボールだ」と答えた。自身のパフォーマンスを評価するように求められると、「私の能力に見合わない」と述べた。
ロサンゼルスでの苦戦は、第2週のデンバー・ブロンコス戦に続くものだった。この試合でハワードは、パスインターフェアランスで2回、ディフェンシブホールディングで1回の反則を受けた。
輝かしいキャリアを振り返る
このような終わり方ではあるものの、ハワードは素晴らしい実績を引っ提げてNFLを去る。彼はマイアミ・ドルフィンズ時代に2度インターセプト王に輝いている。ドルフィンズは2016年のドラフトで彼を2巡目で指名した。2020年には、インターセプト数(10)とパスディフェンス数(20)でリーグトップとなり、自身最高のシーズンを送り、オールプロのファーストチームに選出され、最優秀守備選手賞のファイナリストにもなった。
ハワードは通算29回のインターセプトを記録しており、現役選手の中ではハリソン・スミスとケビン・バイアード3世に次ぐ3位である。彼は通算103試合に先発出場している。
解説
ザビエン・ハワードの電撃引退は、家族を第一に考えるという個人的な決断によるもので、直近の試合での不振が直接的な原因ではない。しかし、ラムズ戦でのパフォーマンスに対する批判が、引退の決意を固める一因になった可能性も否定できない。ハワードは、ドルフィンズ時代にリーグを代表するコーナーバックとして活躍し、輝かしい実績を残してきた。彼の引退は、コルツのディフェンスに大きな穴を開けることになり、チームは新たなコーナーバックを探す必要に迫られるだろう。ハワードの今後の人生に幸あれと願うばかりだ。
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出典: https://www.espn.com/nfl/story/_/id/46453982/colts-xavien-howard-retires-heels-struggles-vs-rams