サンズ、ブッカーが球団史上最高額145億円で契約延長に合意
サマリ
- フェニックス・サンズのデビン・ブッカーが2年1億4500万ドルの契約延長に合意。
- この契約は、NBA史上最高の年間平均延長給与となる。
- ブッカーは2029-30シーズンまでサンズに在籍することになる。
- オーナーとの会談で契約が最終決定し、ブッカーの将来へのコミットメントが示された。
- ブッカーはサンズでキャリアを終え、優勝をもたらすことを望んでいる。
サンズのブッカーが歴史的な1億4500万ドルの契約延長に合意
フェニックス・サンズのスーパースター、デビン・ブッカーが、2年間で1億4500万ドルという最大契約延長に合意した。この契約により、ブッカーは2029-30シーズンまでサンズに在籍することになる。CAAのエージェント、ジェシカ・ホルツとメルビン・ブッカーがESPNに水曜日に伝えたところによると、この契約はNBA史上最高の年間平均延長給与となる。
契約の詳細と背景
ブッカーとサンズのオーナー、マット・イシュビアは、ラスベガスで水曜日の夜に会談し、契約を最終決定した。この契約は、フランチャイズのリーダーであるブッカーが、将来に向けて組織に尽力し、サンズのビジョンにコミットすることを確固たるものにするものだ。
ブッカーの年間平均延長給与(7250万ドル)は、オクラホマシティ・サンダーのNBA MVP、シャイ・ギルジアス=アレクサンダーの2億8500万ドルのスーパーマックス契約(年間平均7125万ドル)を上回り、史上最高額となる。ブッカーは現在、サンズとの契約で合計5年間、3億1600万ドルを受け取ることになる。
ブッカーは2015年のNBAドラフトでサンズから13位で指名され、NBAでの10シーズンすべてをフェニックスでプレーしている。今回の契約延長は3度目となり、フランチャイズとの長期的な将来を再構築することになる。彼は公にも私的にも、フェニックスでキャリアを終え、サンズに優勝をもたらしたいという願望を表明している。
ブッカーの存在感とチームへの貢献
28歳のブッカーは、サンズのヘッドコーチの選考にも深く関与しており、候補者との面談を行い、最終的にジョーダン・オットのヘッドコーチ就任を承認した。
4度のNBAオールスター選出、2度のオールNBAチーム選出、そしてアメリカ代表として2度のオリンピック金メダルを獲得しているブッカーは、昨シーズン、サンズのフランチャイズ史上最多得点記録を更新した。
ESPNリサーチによると、ブッカーは過去7シーズンすべてで平均25得点以上を記録しており、ミルウォーキー・バックスのスター、ヤニス・アデトクンボと並んで、NBAで他にこれだけの記録を持つ選手はいない。彼は自身のオフェンス能力を高め続け、昨シーズンはキャリアハイとなる平均7.1アシストを記録し、25.6得点、4.1リバウンドをマークした。
チームの過去と未来
ブッカーは2021年にサンズをNBAファイナルに導いたが、バックスに6試合で敗れた。翌シーズンはセミファイナルに進出した。しかし、サンズは昨シーズン、36勝46敗という期待外れの成績に終わり、NBA史上最高の年俸総額を抱えながらウェスタン・カンファレンス11位に終わった。この結果、ロスターの変更が行われ、その中には15回のNBAオールスター選出歴を持つケビン・デュラントをヒューストン・ロケッツにトレードするという大型トレードも含まれていた。チームはヘッドコーチも交代し、新たな体制で来シーズンに臨む。
ブッカーの契約延長は、サンズがブッカーを中心にチームを再建し、再び優勝を狙えるチームを作り上げるという強い意志の表れと言えるだろう。
解説
デビン・ブッカーの巨額契約延長は、サンズが彼をフランチャイズの顔として長期的に支え、NBAチャンピオンシップを目指すという明確なメッセージを送るものです。近年、チームはデュラントの獲得など、大胆な動きを見せてきましたが、結果は伴いませんでした。今回の契約延長は、若手中心のチーム作りへとシフトし、ブッカーを中心にチームを再構築するという意思表示と見ることができます。ブッカー自身もフランチャイズへの忠誠心を示しており、今後数年間、サンズの成功に大きく貢献することが期待されます。
関連記事
この記事に関連して、クラークとコリアーがオールスターチームを指名、監督をトレードもご覧ください。オールスター関連の情報です。
この記事に関連して、WNBAオールスター出場選手発表!選出漏れで物議を醸すのは?もご覧ください。こちらもオールスター関連の情報です。
出典: https://www.espn.com/nba/story/_/id/45705332/devin-booker-agrees-2-year-145m-max-extension-suns