ジャガーズ、ビッグスビーをイーグルスへ放出 ドラフト指名権と交換

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サマリ

  • フィラデルフィア・イーグルスが、ジャクソンビル・ジャガーズのランニングバック、タンク・ビッグスビーを2026年のドラフト5巡目と6巡目の指名権とのトレードで獲得。
  • イーグルスは8月中旬から5件目のトレードを実施。ジョン・メッチー3世、サム・ハウエル、フレッド・ジョンソンも獲得。
  • ビッグスビーは2024年に766ヤードを走り、7つのタッチダウンを記録。キックリターンでは平均32.5ヤード。
  • イーグルスはビッグスビーをリターナーとして評価。ランニングバック陣には、サクオン・バークリー、AJ・ディロン、ウィル・シップリーがいる。
  • ジャガーズは4月にランニングバックを2人ドラフト。ビッグスビーの役割が減少。

情報源:ジャガーズがビッグスビーをイーグルスに指名権と引き換えに放出

フィラデルフィア・イーグルスは、ジャクソンビル・ジャガーズのランニングバック、タンク・ビッグスビーを2026年のドラフト5巡目と6巡目の指名権とのトレードで獲得すると、ESPNのアダム・シェフターが月曜夜に情報筋の話として報じた。

これは、フィラデルフィアが8月中旬から行った5件目のトレードであり、ワイドレシーバーのジョン・メッチー3世、クォーターバックのサム・ハウエル、オフェンシブラインマンのフレッド・ジョンソンも獲得している。イーグルスは2026年のドラフト5巡目の指名権を4つ保有する予定だったが、ビッグスビーのトレード後も3つ残ることになる。

ビッグスビーは24歳で、2024年には766ヤードを走り、7つのタッチダウンを記録した。また、キックリターンでは平均32.5ヤードを記録している。

イーグルスの評価

イーグルスが最も価値を見出しているのはリターナーとしての能力だ。フィラデルフィアはランニングバック陣を高く評価しており、サクオン・バークリーが率い、AJ・ディロンと2年目のウィル・シップリーも所属している。

バークリーはNFL最優秀攻撃選手賞を受賞しており、ダラス・カウボーイズとのシーズン開幕戦では、オールパーパスで84ヤード、1つのタッチダウンを記録した。シップリー (26ヤード) とディロン (10ヤード) はそれぞれ3回のキャリーを行った。

ジャガーズの状況

ジャガーズは2023年のドラフト3巡目でオーバーン大学出身のビッグスビーを指名した。ジャガーズでの34試合で910ヤード、9つのラッシングタッチダウンを記録している。

トレーニングキャンプの前半では、ビッグスビーは2021年のドラフト25位指名で5年目のオプションを行使しているトラビス・エティエンヌJr.とファーストチームのキャリーを分け合った。しかし、エティエンヌはキャンプ終了までにトップの座を奪い、カロライナ・パンサーズとのシーズン開幕戦では16回のキャリーで143ヤードを走った。

ビッグスビーがジャクソンビルで放出可能になったのは、ジャガーズが4月にランニングバックを2人ドラフトしたためだ。バージニア工科大学出身のベイシュル・テュテンを3巡目で、シラキュース大学出身のレクイント・アレンJr.を7巡目で指名した。

エティエンヌ、ビッグスビー、テュテン、アレンは全員、先週日曜日のカロライナ戦の勝利に出場した。ビッグスビー、テュテン、アレンは合計9回のキャリーで30ヤードを記録した。ビッグスビーは5回のキャリーで12ヤードだった。

ESPNのスタッフライター、マイケル・ディロッコがこの記事に貢献しました。

解説

今回のトレードは、イーグルスがロースターを強化し、特にキックリターンにおける戦力アップを図る意図を示している。ビッグスビーの獲得は、バークリーを中心とするランニングバック陣の層を厚くすると同時に、リターナーとしての潜在能力にも期待を寄せている。一方、ジャガーズは、新たなランニングバックの加入によりビッグスビーの役割が減少したため、将来のドラフト指名権との交換を選択した。両チームにとって、それぞれのニーズと戦略に合致した合理的なトレードと言えるだろう。

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出典: https://www.espn.com/nfl/story/_/id/46201708/jaguars-trade-running-back-tank-bigsby-eagles