パワー4カンファレンスのQBランキング発表! 驚きの1位は? アーチ・マニングの順位は?
サマリ
- カレッジフットボールのパワー4カンファレンスに所属する68人のクォーターバック(QB)をランキング形式で紹介。
- ランキングはTotal QBR(クォーターバックレーティング)に基づいており、パス成績だけでなく、ランの貢献度や試合状況も考慮。
- ランキング上位には、ジェイデン・マイアバ(USC)、ディエゴ・パビア(ヴァンダービルト)、トリニダード・チャンブリス(オレミス)など、予想外の選手がランクイン。
- プレシーズンで注目されていたケイド・クラブニクやアーチ・マニングは、期待されたほどの成績を収められていない。
- 各QBのスタッツ(パスヤード、ラッシュヤード、タッチダウン数など)も掲載。
パワー4のQB全68人をランキング:サプライズ1位、アーチ・マニングはどこ?など
カレッジフットボール界では、プレシーズンでオールアメリカンに選ばれたケイド・クラブニクのチームは1勝3敗、トータルQBRは94位。ハイズマン賞の有力候補と目されたアーチ・マニングは71位。2024年にプレーオフに進出したQBであるサム・リービット、ニコ・イアマレアーバ、ドリュー・アラーはそれぞれ61位、76位、88位。その一方で、ノートルダム大学のレッドシャツフレッシュマンであるC.J.カーや、ディビジョンIIから移籍してきたオレミスのトリニダード・チャンブリスは、トータルQBRでトップ5入りを果たしている。
多くの強豪チームが新しい先発QBを擁し、クラブニクやアラーといった数少ない実績のある選手(とは言えないかもしれないが)が、ランキング上位に位置することを考えると、今シーズンはQBのパフォーマンスが予測不可能なカレッジフットボールシーズンになる可能性があった。しかし、実際は想像をはるかに超えるほど奇妙な展開となっている。
2025年シーズンが始まって1か月が経過した今、現状を把握してみよう。素晴らしいQBのプレーはたくさん見られたが、その多くは予想外の選手によるものだった。10月を迎えるにあたり、パワーカンファレンスに所属する全チームのQB(またはQBの状況)をランキング形式で見ていく。
(注:下記のスタッツのラッシュヤードには、サックによるヤードは含まれていない。)
1. ジェイデン・マイアバ(USC)
トータルQBR: 93.4 | パスヤード: 1,587 | ラッシュヤード: 80 | トータルTD: 15
先週のイリノイ戦ではディフェンスに足を引っ張られたものの、9月を通してトータルQBRで首位を独走しているマイアバは、QBRの資格を持つQBの中で、成功率(70.5%)と1回のパス成功あたりのヤード数(16.2ヤード)の両方でトップ20に入っている2人のうちの1人だ。イリノイ戦は今シーズンの中で最も悪い試合だったが、それでも364ヤードを投げ、トータルQBRは85.5だった。
2. ディエゴ・パビア(ヴァンダービルト)
トータルQBR: 88.4 | パスヤード: 1,211 | ラッシュヤード: 306 | トータルTD: 15
ヴァンダービルト大学が、今後控える厳しい対戦(次の4試合:アラバマ大学、LSU、ミズーリ大学、テキサス大学)を乗り切る爆発力(またはディフェンス)を持っているかどうかはまだ分からない。しかし、パビアの効率が2025年に良くなっていることは確かだ。ネガティブなプレーが減り、スクランブルの回数は減った(しかし効果は上がった)一方で、成功率は75%だ。驚くほど素晴らしい。
3. トリニダード・チャンブリス(オレミス)
トータルQBR: 87.6 | パスヤード: 1,033 | ラッシュヤード: 269 | トータルTD: 7
オレミスの先発QBであるオースティン・シモンズは、シーズン当初は好調だったが、足首を負傷すると、チャンブリスが代役を務め、彼のポジションを奪った。チャンブリスは、ネガティブなプレーを大幅に減らし、ランでの脅威を増し、より爆発的なプレーを生み出している。昨年12月には、ヴァルドスタ州立大学を打ち破り、フェリス州立大学をディビジョンIIの全国タイトルに導いた。今年の12月には、オレミスを初のSECチャンピオンシップゲームに導くかもしれない。
4. フェルナンド・メンドーサ(インディアナ)
トータルQBR: 82.1 | パスヤード: 1,208 | ラッシュヤード: 132 | トータルTD: 18
インディアナ大学はサクセスレートで全米1位であり、メンドーサはQBの中で1位だ。先週末には、常に手ごわい敵であるアイオワ大学への遠征も乗り切り、233ヤードを投げ、2つのタッチダウンを記録した(インターセプト2回とサック2回はあったものの)。カーティス・ルークは昨シーズンのインディアナ大学の躍進に大きく貢献したが、メンドーサのおかげで、フージャーズは今年も昨年と同等かそれ以上の成績を収めている。
*(サクセスレート:攻撃側が1回目のダウンで必要なヤードの50%、2回目で70%、3回目または4回目で100%を獲得する頻度。)
5. ダンテ・ムーア(オレゴン)
トータルQBR: 83.0 | パスヤード: 1,210 | ラッシュヤード: 131 | トータルTD: 14
オレゴンの先発QBとして初めてのシーズンで順調なスタートを切った後、ムーアは先週土曜日のペンシルベニア州立大学でのホワイトアウトの夜に、キャリア最大の試練に直面した。彼は見事にコントロールされた248ヤードを投げ、3つのタッチダウンを記録し、サックやインターセプトはなく、ランで3つのファーストダウンを獲得した。今後も試練は続くが、それこそが、彼を事実上一夜にしてハイズマン賞の有力候補にした理由だ。
…以下、68位まで続く。
解説
この記事は、カレッジフットボールにおけるQBのランキングを詳細に分析したものです。Total QBRという指標を用いて、各QBのパフォーマンスを客観的に評価し、上位の選手だけでなく、下位の選手についても詳細な分析を行っています。また、アーチ・マニングなど、注目度の高い選手についても言及しており、カレッジフットボールファンにとっては非常に興味深い内容となっています。特に、ランキング上位に予想外の選手がランクインしていることから、カレッジフットボール界の勢力図が変わりつつあることを示唆していると言えるでしょう。
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