ヒートの元警備員、2億円強盗で起訴
サマリ
- マイアミ・ヒートの元警備員が、数百万ドル相当の盗難品を販売したとして起訴された。
- マルコス・トーマス・ペレス(62歳)は、州を跨いでの盗難品の輸送・譲渡の罪で連邦裁判所に出廷。
- FBIがペレスの自宅を捜索し、約300点の盗難された試合着用ジャージやその他の記念品を押収。
- ペレスは過去3年間で100点以上の盗難品を約200万ドルで販売し、州を跨いで出荷していたとされる。
- レブロン・ジェームズがNBAファイナルで着用したマイアミ・ヒートのジャージを約10万ドルで販売していた。
元ヒート警備員、200万ドル相当の窃盗で起訴
マイアミ発 - マイアミ・ヒートの元警備員が、数百万ドル相当の盗難されたジャージやその他の記念品を販売したとして起訴され、火曜日に連邦裁判所に出廷した。
マルコス・トーマス・ペレス(62歳、マイアミ在住)は、州を跨いでの盗難品の輸送・譲渡の罪で起訴された。
フロリダ州南部地区とマイアミFBIからの共同発表によると、法執行機関は4月3日にペレスの自宅で捜索令状を執行し、約300点の盗難された試合着用ジャージやその他の貴重な記念品を押収した。ヒートは、これらの品物が施設から盗まれたものであることを確認した。
盗難の手口と販売の実態
起訴状によると、ペレスは盗品をオンラインブローカーに販売していた。当局は、過去3年間でペレスが100点以上の盗難品を約200万ドルで販売し、州を跨いで出荷していたと述べている。これらの品物は、しばしば破格の値段で販売されていたという。
特に、レブロン・ジェームズがNBAファイナルで着用したマイアミ・ヒートのジャージを約10万ドルで販売したとされている。このジャージは後にサザビーズのオークションで370万ドルで落札された。
ペレスの経歴
ペレスはマイアミ警察の25年間勤務した退役軍人であり、2016年から2021年までヒートで、2022年から2025年までNBAの警備員として勤務していた。
彼はカセヤ・センターでの試合日の警備担当として働いていた。彼は、組織が将来のチーム博物館で展示することを目的とした記念品が保管されている安全な設備室へのアクセス権を持つ数少ない従業員の1人だった。文書によると、ペレスは設備室に侵入し、合計で400点以上の試合着用ジャージやその他のアイテムを盗んだという。
内部犯行の疑い
今回の事件は、ペレスが内部の立場を利用して犯行に及んだ疑いが強いことを示唆している。安全な設備室へのアクセス権を持つ者が限られていたこと、そして盗まれた品物が試合着用ジャージなどの貴重な記念品であったことから、ペレスが組織の内部事情を熟知していた可能性が高い。
今後の捜査
現在、当局はペレスが盗難品を販売した相手や、他に共犯者がいないかなど、事件の全容解明に向けて捜査を進めている。また、盗難された記念品がどのようにしてオンラインブローカーに渡り、オークションに出品されたのかなど、流通経路についても調査が行われるとみられる。
解説
この事件は、スポーツチームにおける内部管理の脆弱性を浮き彫りにした。貴重な記念品を保管する設備室へのアクセス管理が不十分であったこと、そして長年にわたるペレスの犯行を見抜けなかったことは、組織としてのセキュリティ体制に問題があったことを示唆している。スポーツチームは、貴重な資産を保護するために、より厳格なセキュリティ対策を講じる必要がある。また、従業員の身元調査や定期的な監査を実施することで、内部不正のリスクを低減することが重要である。
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出典: https://www.espn.com/nba/story/_/id/45910188/ex-heat-security-officer-charged-2m-stolen-jersey-heist