ヘンドリクソン、ベンガルズとの対峙で一歩も引かず

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サマリ

  • シンシナティ・ベンガルズのディフェンシブエンド、トレイ・ヘンドリクソンが契約交渉で強硬姿勢を崩さず、今シーズンの出場を拒否する可能性。
  • 年俸総額と契約期間ではチームと合意に近づいているものの、保証金額がネックとなり交渉は停滞。
  • ヘンドリクソンは完全保証を求め、ベンガルズは2年目以降の保証を拒否。
  • オフシーズン当初、ベンガルズはヘンドリクソンにトレード先を探すことを許可したが、具体的な動きはなし。
  • ヘンドリクソンは2024年にNFLトップの17.5サックを記録し、最高のシーズンを送った。

ヘンドリクソン、ベンガルズとの対立で譲らず

シンシナティ・ベンガルズのディフェンシブエンド、トレイ・ヘンドリクソンは、依然として来シーズンに出場しないという立場を崩していない。

ヘンドリクソンは、シンシナティがワシントン・コマンダースに31-17でプレシーズン勝利を収めた試合前、メリーランド州ランドーバーでESPNのローラ・ラトレッジに語った。彼の契約交渉における基本的な主張は変わっていない。

交渉の現状

ラトレッジの報道によると、ヘンドリクソンは、年俸総額と契約期間についてはチームとほぼ合意していると語った。

最大の争点は、延長契約における保証金額だ。シンシナティは最初のシーズン以降の保証された給与を提供しないという姿勢を崩しておらず、交渉は膠着状態に陥っている。

トレードの可能性

オフシーズンの初めに、ベンガルズはヘンドリクソンに対し、彼を獲得する意思のあるクラブを探すことを許可したが、今のところ具体的な動きはない。

4度のプロボウル出場を誇るヘンドリクソンは、今秋で31歳になる。今シーズンは1600万ドルの報酬を受け取る予定だ。彼は7月30日にホールアウトを終了し、それ以来チームに合流しているが、練習には参加していない。

2024年の活躍

彼は2024年にNFLトップとなる17.5サックを記録し、最高のシーズンを終えた。ヘンドリクソンのラトレッジに対するコメントは、トレーニングキャンプに合流して以来、彼が発した数少ない発言の一つだ。

ヘンドリクソンの主張

「評価は私が追い求めるものではない」とヘンドリクソンは7月30日に語った。「そうではない。私は自分の考えを明確にしてきたと思う。私が大切にしているのは安定であり、妻にどこでプレーするかを伝えることだ。それが私にとって重要なことだ。」

解説

トレイ・ヘンドリクソンのベンガルズとの契約交渉は、NFLにおけるスター選手の契約問題の典型的な例と言える。選手側は自身の価値に見合った保証金額を求め、チーム側は将来的なリスクを考慮して保証を渋る。特にヘンドリクソンの場合は、年齢も考慮される要素となるだろう。ベンガルズがどれだけヘンドリクソンを戦力として必要としているか、また、ヘンドリクソンがどれだけベンガルズでプレーしたいと考えているかによって、今後の交渉の行方が左右されるだろう。

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出典: https://www.espn.com/nfl/story/_/id/46011666/trey-hendrickson-standing-firm-bengals-contract-dispute