メッツ、救援陣を強化!カージナルスのヘルズリー獲得
サマリ
- メッツはカージナルスからライアン・ヘルズリーを獲得し、ブルペンを強化。
- ヘルズリーは、メッツのクローザー、エドウィン・ディアスのセットアッパーとして期待される。
- メッツは同日、ジャイアンツからタイラー・ロジャースも獲得し、右腕リリーバーを補強。
- ヘルズリーの今季の成績は、過去2シーズンに比べてやや低迷している。
- カージナルスは、メッツからヘスス・バエズら3人の有望なマイナーリーガーを獲得。
メッツ、ブルペンをさらに強化、カージナルスからヘルズリーを獲得
ニューヨーク・メッツは、セントルイス・カージナルスから2度オールスターに選出されたリリーバー、ライアン・ヘルズリーを3人のマイナーリーガーとのトレードで獲得したことを水曜日に発表した。
メッツは、MLB屈指のクローザーであるヘルズリーを、オールスタークローザーのエドウィン・ディアスのセットアッパーとして起用することを想定している。ヘルズリーは、同日にメッツがトレードで獲得した2人目の右腕リリーバーであり、数時間前にサンフランシスコ・ジャイアンツからタイラー・ロジャースを獲得している。
今回の補強は、非常に異なる特徴をもたらす。ロジャースは、平均球速83マイルのシンカーを武器とするアンダースロー投手で、そのグラウンドボール率64.4%は、今シーズン、規定投球回数に達しているリリーバーの中で3位にランクインしている。一方、ヘルズリーは、平均球速99マイルを超える速球を中心とした球種を持つ、伝統的な剛腕の試合終盤を担うリリーバーだ。
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メッツは、金曜日に左腕のグレゴリー・ソトをボルチモア・オリオールズから獲得し、シーズン中のブルペン再編を開始した。3人のベテラン投手の加入は、過去2ヶ月間、怪我と過度な起用によって負担がかかっていた救援陣を強化すると期待される。メッツの救援陣は、6月1日以降、メジャーリーグで25位となる防御率4.87、28位となる勝利貢献度となっている。
メッツは、水曜日の時点で、ナショナルリーグ東地区でライバルのフィラデルフィア・フィリーズに0.5ゲーム差をつけて首位に立っている。フィリーズも、同日にミネソタ・ツインズのクローザー、ジョアン・デュランを獲得し、ブルペンの弱点を補強している。
31歳のヘルズリーは、トレード市場で最も注目されていたブルペンの一角だった。セントルイスでは今シーズン、36試合に登板し、防御率3.00、21セーブを記録した。2024年には、65試合に登板し、防御率2.03を記録し、49セーブでメジャーリーグトップとなった。
2022年から2024年までの82セーブは、すべてのリリーバーの中で6位にランクインしている。また、その期間の防御率1.83は、150イニング以上を投げた投手の中では、エマニュエル・クラセに次ぐ2位だった。ヘルズリーは、今シーズン終了後にフリーエージェントとなる予定だ。
ヘルズリーの今シーズンの成績が過去2シーズンに比べてやや低迷している要因の一つとして、彼の速球に対する打者の打率が.406、長打率が.522となっていることが挙げられる。昨シーズンは、それぞれ打率.276、長打率.367だった。また、今シーズンの被本塁打数(4本)は、昨シーズン(3本)よりも既に多くなっている。
カージナルスは、今回のトレードで、三塁手のヘスス・バエズと右腕のネイト・ドーム、フランク・エリサルトを獲得した。ESPNのキリー・マクダニエルによると、バエズは、メッツのファームシステムで5番目に有望なプロスペクト。今シーズン、シングルAとハイAの合計75試合で、打率.242、10本塁打、OPS.722を記録している。
メッツは、木曜日の東部時間午後6時のトレード期限に向けて、センターの獲得を目指し、積極的に動いている。
解説
メッツは、トレード期限前にブルペンを大幅に強化しました。ライアン・ヘルズリーとタイラー・ロジャースという、異なる特徴を持つリリーバーを獲得したことで、試合終盤の選択肢が広がりました。特にヘルズリーは、クローザーのエドウィン・ディアスの負担を軽減し、勝利の方程式をより強固なものにするでしょう。地区優勝を争うフィリーズもブルペンを補強しており、今後の戦いがより一層激化することが予想されます。
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