ラマー、ファンに謝罪も「今度は落ち着いて」
サマリ
- ボルチモア・レイブンズのQBラマー・ジャクソンが、バッファロー・ビルズ戦でファンを突き飛ばした件について謝罪。
- ファンに対し、「次は落ち着いて」とアドバイス。手を出さないように呼びかけ。
- 試合中、ジャクソンはタッチダウンパス後、興奮したファンにヘルメットを叩かれたため、反撃。
- NFLからの処分に関する連絡はまだなく、問題のファンはスタジアムから退場、ビルズとNFLのスタジアムへの立ち入りを永久禁止。
- ジャクソンは、同様の事態が起こるべきではないと述べ、ファンには手を出さず、物を投げないように求めた。
ラマー・ジャクソン、ファンに謝罪するも「次は落ち着いて」
ボルチモア・レイブンズのクォーターバック(QB)ラマー・ジャクソンは、日曜日の夜の試合でバッファロー・ビルズのファンを突き飛ばしたことについて謝罪した。しかし、2度NFLのMVPに輝いたジャクソンは、そのファンにいくつかのアドバイスを送った。
「次は落ち着いて」と、ジャクソンは水曜日の練習後に語った。「ヤジを飛ばしたりするのは良いけど、手は出さないでくれ。」
試合中の出来事
日曜日のバッファローでの41-40の敗戦中、ジャクソンは第3クォーター終盤にデアンドレ・ホプキンスへの29ヤードのタッチダウンパスを成功させた後、ハイマーク・スタジアムの最前列近くでチームメイトと喜んでいた。その際、赤いビルズのジャージを着たファンがまずホプキンスのヘルメットを叩き、続いてジャクソンにも同様の行為をした。これに対し、ジャクソンはすぐに両手でそのファンを押し返し、ファンは後方に倒れた。
ジャクソンのコメント
「それは突然起こった」とジャクソンは言う。「押されたんだ。一体何が起こったんだ?と思った。自分がフィールドにいることさえ忘れていた。彼には申し訳ないと思っている。」
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ジャクソンは、リーグから何らかの処分について連絡を受けていないと語った。NFLは、ジャクソンとファンとの間の騒動に関する電子メールに返信していない。
ファンの処分
問題のファンは、日曜日の夜にスタジアムから退場させられた。さらに、チーム関係者がESPNのアダム・シェフターに月曜日に語ったところによると、そのファンは「ビルズとNFLのスタジアムへの立ち入りを永久に禁止」されている。
その他の事件
ジャクソンとファンの事件から約10分後、レイブンズのランニングバック、デリック・ヘンリーが、第4クォーターに29ヤードのタッチダウンランを決めた後、スタジアムの反対側のエンドゾーンで凍った水のボトルを投げつけられそうになった。
ジャクソンの訴え
「あのようなことは起こるべきではない。ここはWWEじゃないんだ」とジャクソンは言う。「僕たちはここでフットボールをしているんだ。だから、フットボールだけに集中してくれ。相手チームがヤジを飛ばすのは分かっている。それは構わない。でも、手を出したり、物を投げたりするのはやめてくれ。」
チームとの対話
ジャクソンは、この事件についてレイブンズのゼネラルマネージャー、エリック・デコスタと長い時間話し合った。彼はまた、ジョン・ハーボーヘッドコーチにも何が起こったのかを話した。
「私が知る限り、この件については非常に良い状態にある」とハーボーは語った。
解説
この事件は、プロスポーツにおける選手とファンの距離感の難しさを示している。選手は高度な集中力を必要とする中で、ファンからの過度な接触や挑発行為に対応しなければならない。一方、ファンは熱狂的な応援を通してチームをサポートするが、その熱意が度を越してしまう場合もある。今回のケースでは、ファンの行為が明らかに選手への攻撃とみなされ、ジャクソンの反撃も理解できる部分がある。しかし、プロの選手としては、感情的にならず冷静に対応することが求められる。今後は、リーグやチームが選手とファンの間の適切な境界線を明確にし、同様の事件を未然に防ぐための対策を講じることが重要となるだろう。
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出典: https://www.espn.com/nfl/story/_/id/46218819/ravens-lamar-jackson-apologizes-fan-shoving-incident