レッドソックス、カージナルスからマッツを獲得し戦力補強

記事画像

サマリ

  • ボストン・レッドソックスがトレード期限を前に、セントルイス・カージナルスからベテラン左腕スティーブン・マッツを獲得。
  • レッドソックスは、マイナーリーグの一塁手、ブレイズ・ジョーダンをカージナルスへ放出。
  • マッツは、先発とリリーフの両方の経験を持つが、2025年は主にリリーフとして活躍。
  • ジョーダンは、2020年のドラフト3巡目でレッドソックスに入団したパワーヒッター。
  • マッツは今シーズン終了後にフリーエージェントとなる。

レッドソックスが戦力補強、カージナルスからマッツを獲得

ボストン・レッドソックスは、木曜日のMLBトレード期限を前に、投手陣の強化を図り、水曜日の夜、セントルイス・カージナルスとの間でベテラン左腕スティーブン・マッツを獲得するトレードを成立させた。

レッドソックスは、交換要員としてマイナーリーグの一塁手、ブレイズ・ジョーダンをセントルイスに送った。

スティーブン・マッツの加入

34歳のマッツは、先発とリリーフの両方の経験を持っているが、2025年は主にリリーフとして起用されている。32回の登板のうち、30回がリリーフであり、55イニングを投げて防御率3.44、47奪三振を記録し、左打者に対しては打率.179に抑えている。

マッツは、メジャーリーグでの最初の6シーズンをニューヨーク・メッツで過ごし、主に先発投手として活躍した。その後、トロント・ブルージェイズで1シーズンプレーし、2021年にフリーエージェントとしてカージナルスと契約した。今シーズン終了後にフリーエージェントとなる。

マッツの最高のシーズンは、トロントで14勝を挙げ、アメリカンリーグで2番目に多い勝利数を記録した2021年だった。

ブレイズ・ジョーダンの放出

ジョーダンは、2020年のドラフト3巡目でレッドソックスに指名された。当時、レッドソックスの最高野球責任者だったハイム・ブルームが指名した選手である。ブルームは現在、カージナルスで働いており、今オフシーズン中に長年フロントオフィス幹部を務めてきたジョン・モゼリアックの後任として、野球運営部門の社長に就任する予定だ。

ブレイズ・ジョーダンの特徴

22歳のジョーダンは、パワーヒッターの一塁手であり、2025年シーズンはダブルAでスタートし、6月上旬にトリプルAに昇格した。2つのレベルを合わせて、12本塁打、61打点を記録し、打率は.304となっている。

マッツの役割とレッドソックスの戦略

レッドソックスは、マッツをブルペンに加えて、左打者に対する貴重な戦力として期待している。特に、プレーオフ進出を争うチームにとって、ブルペンの強化は不可欠であり、マッツの加入は大きなプラスとなるだろう。

レッドソックスの将来性

レッドソックスは、今シーズンは苦戦しているものの、将来有望な若手選手を多数抱えている。マッツのようなベテラン選手の存在は、若い選手たちの成長を促し、チーム全体のレベルアップに繋がるだろう。

カージナルスの狙い

カージナルスは、今回のトレードで将来有望な若手選手であるブレイズ・ジョーダンを獲得することで、チームの将来を見据えた戦略をとっている。ジョーダンのパワーは、カージナルスの打線に厚みを加え、将来の主力打者としての成長が期待される。

ブルームの再会

ハイム・ブルームは、かつて自身が指名したジョーダンとカージナルスで再会することになる。ブルームは、ジョーダンの才能を高く評価しており、カージナルスでの成長をサポートしていくことだろう。

解説

今回のトレードは、レッドソックスがプレーオフ進出に向けてブルペンを強化し、カージナルスが将来を見据えて若手有望株を獲得するという、両チームの思惑が一致した結果と言えるでしょう。マッツの加入はレッドソックスのブルペンに安定感をもたらし、ジョーダンはカージナルスの将来の打線を牽引する存在となることが期待されます。トレード期限を前に、両チームの今後の動向にも注目が集まります。

関連記事

この記事に関連して、インテル・マイアミ、デ・パウル獲得!MLSロースター規定の壁をどう乗り越えた?もご覧ください。インテル・マイアミがデ・パウルを獲得するまでの戦略とMLSのロースター規定について解説しています。

出典: https://www.espn.com/mlb/story/_/id/45865293/sources-red-sox-agree-trade-cardinals-steven-matz