ロバーツ、マーフィーがミシオロウスキーのオールスター選出を支持
サマリ
- ミルウォーキー・ブルワーズの新人投手、ジェイコブ・ミシオロウスキーがオールスターゲームに選出され、賛否両論の声が上がっている。
- デビューからわずか5試合の先発登板で選出されたことに対し、ソーシャルメディア上で不満の声も。
- ドジャースのロバーツ監督は、ファンのエンターテイメント性を重視するオールスターゲームの趣旨に合致していると肯定的に評価。
- ブルワーズのマーフィー監督は、ミシオロウスキーの選出を、ファンが求めるものに応えた結果と捉えている。
- マーフィー監督は、ミシオロウスキーを、かつてのタイガースの個性派投手マーク・フィドリッチになぞらえた。
ロバーツとマーフィー、ミシオロウスキーのオールスター選出を支持
新人ミシオロウスキーの選出を巡る賛否
サンフランシスコ発 - ミルウォーキー・ブルワーズのルーキーで、驚異的な速球投手であるジェイコブ・ミシオロウスキーが、ナショナル・リーグのオールスターチームに選出されたことに対し、メジャーリーグベースボール界隈では賛否両論が巻き起こっている。
一部の選手やファンは、メジャーリーグでの先発登板がわずか5試合の選手が、今シーズンの前半戦で同等、あるいはそれ以上の成績を収めている他の選手たちを差し置いて、ナショナル・リーグのロースターに加えられたことについて、ソーシャルメディア上で不満を表明している。
ロバーツ監督の肯定的な見解
一方、ロサンゼルス・ドジャースの監督であり、アトランタで開催される火曜日のオールスターゲームでナショナル・リーグの指揮を執るデイブ・ロバーツは、この意見とは対照的な立場を取っている。
ロバーツは、ミシオロウスキーの選考には一切関与していないことを明らかにした上で、この動きを、真夏の祭典のエンターテイメント性という観点から肯定的に捉えている。
「オールスターゲームはファンのためのものだ」とロバーツは語った。「確かに、この若者はメジャーリーグではまだそれほど多く投げていない。しかし、彼の投げる球速を見れば、さらに興奮を呼ぶと思う。」
ミシオロウスキーの魅力
23歳のミシオロウスキーは、メジャーリーグでの初球で100.5マイル(約162キロ)の速球を投げ込み、瞬く間に注目を集めた。今シーズンは4勝1敗、防御率2.81という成績を残している。
マーフィー監督の見解
ブルワーズの監督であるパット・マーフィーは、リーグ全体から反発があることは理解していると述べた上で、これはファンが求めるものを提供していると捉えている。
「人々はミズ(ミシオロウスキーの愛称)が投げるのを見たいんだ」とマーフィーは語った。「彼はリーグの新しいおもちゃだ。それが選ばれるに値するかどうかは関係ない。彼はこの機会を与えられた。それは彼のせいではない。」
「これは一夜限りの決定ではなかった。彼らはよく考え抜いたんだ。彼が断るのは非常に難しいと思う。」
フィドリッチとの類似性
マーフィー監督は、ミシオロウスキーを、かつてデトロイト・タイガースに所属していたマーク・"ザ・バード"・フィドリッチになぞらえた。
フィドリッチはメジャーリーグでの最初の2シーズンでオールスターに選出された、マウンド上でボールに話しかけるなど、ユニークな個性を持つ選手だった。
ファンは、フィドリッチの個性と、それを裏付けるマウンド上での実力に魅了された。彼は1976年のルーキーイヤーに24回の完投を記録し、その中には11イニングを投げた試合が2試合連続で含まれている。
「バードについて私が知っている限りでは、彼は本当に誠実で、非常に才能があったようだ」とマーフィーは語った。「確かにいくつかの共通点がある。」
解説
ジェイコブ・ミシオロウスキーのオールスター選出は、伝統的な選考基準を重視する意見と、エンターテイメント性を重視する意見がぶつかり合う象徴的な出来事と言えるでしょう。デビュー間もない選手が、その圧倒的な球速でファンを魅了し、注目を集める一方で、実績のある選手たちが選出から漏れるという状況は、常に議論の的となります。今回の騒動は、オールスターゲームの意義や選考基準について、改めて考えるきっかけになったと言えるでしょう。
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出典: https://www.espn.com/mlb/story/_/id/45727303/roberts-murphy-defend-misiorowski-all-star-selection