大谷翔平のライナーを起点に、エンゼルス・ネトがプロ初のトリプルプレー
サマリ
- エンゼルスのザック・ネト選手が大谷翔平選手のライナーで自身初の三重殺を完成
- 試合はエンゼルスがドジャースに7-6で勝利し、今季対ドジャース戦5戦全勝
- ネト選手は二塁後方でライナーをキャッチ、二塁を踏んでロハス選手をアウトにし、一塁へ送球してラッシング選手もアウトに
- ドジャースは7月以降15勝20敗と苦戦し、パドレスと同率でナショナル・リーグ西地区首位に並ぶ
- 大谷選手は三重殺の後に43号ホームランを放つも、エンゼルスがサヨナラ勝ち
大谷翔平のライナーでエンゼルス、ネトが初の三重殺
カリフォルニア州アナハイム発 - ロサンゼルス・エンゼルスの遊撃手、ザック・ネトはこれまで三重殺に関わったことがなかった。マイナーリーグでも、大学でも、リトルリーグでさえも。彼はソーシャルメディアでしか見たことがなかった。しかし、彼は火曜日の夜、ほぼ独力で三重殺を完成させた。しかも、試合の重要な局面で、球界最高の選手の一人を相手に、ワールドシリーズ王者に対する大きな勢いの転換を生み出したのだ。
同都市のライバル、ロサンゼルス・ドジャースは6回表、無死一、二塁でスコアは5-5の同点だった。ここで大谷翔平がセンターへの低いライナーを放った。ネトはほぼ二塁の後方に守備位置を取っており、これをキャッチ。すぐさま二塁を踏んで、その場で動けなくなったミゲル・ロハスをダブルプレーでアウトにし、さらに一塁へ送球して、状況を把握できていないようだったルーキー捕手のダルトン・ラッシングもアウトにした。
エンゼルスはその後、延長10回で7-6で勝利し、今シーズン、ドジャースに対して5戦全勝となった。前日の試合では、ネトはエンゼル・スタジアムでの開幕戦で2本のホームランを放ち、勝利の口火を切っていた。
しかし、ネトにとって、三重殺はそれ以上の価値があった。
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「ホームランを打つのは好きだけど」とネトは語った。「あのような状況で、一、二塁で無死という場面で、最高の打者の一人を相手にああいうプレーができたのは、本当に特別なことだと思う」。
ネトの三重殺は、今シーズンMLBで3回目、エンゼルスでは2023年8月18日以来となる。その時は、6-4-3-2という奇跡的な三重殺で、9回に同点のまま試合を維持した。エンゼルスの 一塁手、ノーラン・シャヌエルがその時、最後のターンを担当し、今回の三重殺でもネトの送球を捕球し、最後のタッチを行った。
「もし彼がそれをミスしていたら」とネトはシャヌエルについて語った。「少しばかり言い争うことになっていたと思う」。
この三重殺は、ドジャースにとって、ここ6週間ほど苦戦が続いている状況における最新の出来事だった。7月初旬から15勝20敗という成績である。3連敗となったこの試合と、サンディエゴ・パドレスの4連勝が重なり、両ライバルがナショナルリーグ西地区の首位で並んだ。今週末には、ドジャー・スタジアムで両チームの3連戦が控えている。
ドジャースの一塁手、フレディ・フリーマンは、順位を気にするのは「時期尚早」だと考えている。
「もし試合に勝てなければ、同率首位ではなくなる」とフリーマンは語った。「だから、今はそれが主な焦点なんだ」。
大谷もそれを実現するためにできる限りのことをした。三重殺の後、3イニング後、ドジャースの二刀流スターは、エンゼルスのクローザー、ケンリー・ジャンセンの9回のカッターを捉え、ライトスタンドへ43号ホームランを放ち、一時的にチームをリードした。しかし、エンゼルスは極端に手薄なドジャースのブルペンを相手に反撃し、9回裏に1点を奪って延長戦に持ち込み、10回裏にジョー・アデルのシングルでサヨナラ勝ちを決めた。
次の水曜日のシリーズ最終戦では、大谷は投手として登板する。
「間違いなく、彼の癪に障っただろうね」とネトは大谷に対する三重殺について語った。「それでも構わない。明日、彼と対戦しなければならないから。あと数時間、この勝利を楽しみ、彼との対戦に備えるよ」。
解説
ザック・ネト選手の三重殺は、緊迫した試合の流れを大きく変えるプレーであり、エンゼルスが宿敵ドジャースを破る原動力となりました。特に、大谷翔平選手の打球を処理したという点が大きな話題性を持っています。エンゼルスにとっては今シーズン、ドジャースに対して圧倒的な強さを見せており、地区優勝争いに向けて大きな弾みとなる勝利と言えるでしょう。一方、ドジャースは直近の不調が深刻化しており、今後の試合で立て直しを図る必要があります。特に、地区首位を争うパドレスとの直接対決が控えているため、チーム状態を改善することが急務です。
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出典: https://www.espn.com/mlb/story/_/id/45962111/angels-turn-triple-play-vs-dodgers-shohei-ohtani-liner