最終節プレビュー:プレーオフを懸けた注目の戦い

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サマリ

  • 2025年プレミアラクロスリーグ(PLL)の最終レギュラーシーズン週末が到来。
  • デンバー・アウトローズ、ニューヨーク・アトラス、カロライナ・カオスがプレーオフ進出決定。残り3枠を争う。
  • 金曜と土曜に4試合が開催。ホームのボストン・キャノンズは連日試合があり、プレーオフ進出を目指す。
  • 各試合の見どころ、注目選手、怪我人情報などを詳細に解説。

第11週プレビュー:レギュラーシーズン最終週末に何がかかっているのか?

プレミアラクロスリーグ(PLL)2025年シーズンの最終週末が到来した。デンバー・アウトローズ、ニューヨーク・アトラス、カロライナ・カオスはすでにプレーオフ進出を決めているが、残りの3枠をかけて激しい戦いが繰り広げられる。

金曜日と土曜日に計4試合が予定されており、ボストン・キャノンズはホームで連日試合に臨む。キャノンズはプレーオフ進出の可能性を残しており、重要な週末となる。

以下に、各試合の詳細、見どころ、キーとなるスタッツなどを紹介する。

カリフォルニア・レッドウッズ (4勝5敗) vs. ボストン・キャノンズ (4勝4敗)

  • 日時: 金曜日、東部時間午後6時30分
  • 放送: ESPN+

怪我人情報

  • レッドウッズ: SSDMクリス・マール(故障者リスト)、Gジャック・ケリー(欠場)、SSDMマルケス・ホワイト(欠場)、Aウェス・バーグ(欠場)、LSMアーデン・コーエン(欠場)、Mサム・イングリッシュ(故障者リスト)
  • キャノンズ: SSDMババ・フェアマン(故障者リスト)

レッドウッズ

レッドウッズがプレーオフ進出を確定させる条件は以下のいずれか。

  • ボストン戦での勝利
  • ユタの金曜夜の敗北
  • ユタとの得失点差タイブレークでの勝利

クリス・カバナフは、ルーキーの中で得点(31点)、2点シュート(2本)、総ゴール数(19ゴール)、アシスト数(10アシスト)でトップに立っており、2025年PLLルーキー・オブ・ザ・イヤーの有力候補だ。

キャノンズ

キャノンズがプレーオフ進出を確定させる条件は以下のいずれか。

  • カリフォルニア戦での勝利
  • 土曜日のメリーランド戦での勝利
  • フィラデルフィアの敗北と、ウォータードッグスとの得失点差タイブレークでの勝利

マーカス・ホルマンは現在、PLL通算ゴール数で2位(356ゴール)につけており、チームメイトのウィル・マニーは10位(286ゴール)。ホルマンがあと1ゴール決めればケビン・レヴェイユと並び9位に、さらに2ゴール決めればジョー・ウォルターズと並び8位(289ゴール)になる。

カロライナ・カオス (5勝4敗) vs. ユタ・アーチャーズ (3勝6敗)

  • 日時: 金曜日、東部時間午後9時
  • 放送: ESPN2/ESPN+

怪我人情報

  • カオス: Mクリス・アスラニアン(故障者リスト)
  • アーチャーズ: Mグラント・アメント(出場 doubtful)、Mトム・シュライバー(故障者リスト)、Aデボン・マクレーン(欠場)、Aマット・ムーア(欠場)、FOマイク・シセルバーガー(故障者リスト)

カオス

今シーズンのPLL上位4チームは、2026年のレクサス・チャンピオンシップシリーズに出場する。カオスはこれまでチャンピオンシップシリーズに出場したことがないが、この試合での勝利で出場権を獲得できる。

カロライナのブレイズ・リオーデンは、PLL通算セーブ数で7位(1,180セーブ)につけている。ブライアン・フィップスが6位(1,185セーブ)、クリス・ギャリティ(5位、1,390セーブ)とアダム・ギテルマン(4位、1,392セーブ)がその先を走る。

アーチャーズ

アーチャーズがプレーオフ進出を確定させる条件は以下の通り。

  • この試合での勝利、カリフォルニアの敗北、レッドウッズとの得失点差タイブレークでの勝利

アーチャーズが敗北した場合、2026年ドラフトの全体1位指名権を得る可能性が高まる。NCAAシーズンが指名選手を大きく左右するが、注目選手としては、デュークのSSDMエイダン・マグワイア、シラキュースのAジョーイ・スパリーナ、アルバニーのAサイラス・リッチモンド、ノートルダムのLSMウィル・ドノバン、ジョンズ・ホプキンスのMマット・コリソンなどが挙げられる。

フィラデルフィア・ウォータードッグス (4勝5敗) vs. ニューヨーク・アトラス (6勝3敗)

  • 日時: 土曜日、東部時間午後1時
  • 放送: ABC/ESPN+

怪我人情報

  • ウォータードッグス: Dケニー・ブラウワー(出場 doubtful)、SSDMクリスチャン・スカルペロ(出場 doubtful)、Aゼッド・ウィリアムズ(欠場)、Dリアム・バーンズ(欠場)
  • アトラス: Dブレット・マカー(出場 doubtful)

ウォータードッグス

ウォータードッグスがプレーオフ進出を確定させる条件は以下のいずれか。

  • ニューヨーク戦での勝利
  • 土曜夜のメリーランドの敗北
  • ボストンの0勝2敗、キャノンズとの得失点差タイブレークでの勝利

全体1位指名のCJカーストは、第10週のキャノンズ戦で5ゴールを挙げ、初めて爆発的な活躍を見せた。チームにとって重要な局面で、再び結果を出せるか。

アトラス

コナー・シェレンバーガー(39ポイント)は、第11週を前にリーグトップの得点数を誇る。フィリーのマイケル・ソワーズ(38ポイント)を1ポイント上回っている。両者とも、これまでにジェフ・ティー(64ポイント、2024年)、マーカス・ホルマン(44ポイント、2023年)、ライル・トンプソン(44ポイント、2022年)、マット・ランボ(42ポイント、2019年)、キーラン・マッカードル(42ポイント、2022年)、アッシャー・ノルティング(41ポイント、2023年)の6人しかいない40ポイントクラブ入りを目指している。ティーは土曜日の試合を前に36ポイントを獲得しており、4ポイント以上獲得すれば史上初の2度の40ポイントスコアラーとなる。

一方、フィールドの反対側では、リアム・エンテンマンが今シーズン141セーブを記録しており、これはシーズン最多セーブ数歴代5位にあたる。

  1. ブレイズ・リオーデン | 156 (2019)
  2. ブレイズ・リオーデン | 149 (2021)
  3. ジャック・コンカノン | 147 (2019)
  4. ブレット・ドブソン | 147 (2024)
  5. リアム・エンテンマン | 141 (2025)

メリーランド・ウィップスネークス (3勝6敗) vs. ボストン・キャノンズ (4勝4敗)

  • 日時: 土曜日、東部時間午後7時
  • 放送: ESPN+

怪我人情報

  • ウィップスネークス: SSDMジェイク・バーンハート(出場 doubtful)、Aマット・ランボ(出場 doubtful)、Mタッカー・ドルデヴィッチ(故障者リスト)、Mライアン・コンラッド(欠場)
  • キャノンズ: SSDMババ・フェアマン(故障者リスト)

ウィップスネークス

ウィップスネークスがプレーオフ進出を確定させる条件は以下のいずれか。

  • この試合での勝利、ウォータードッグスの対アトラス戦での敗北
  • この試合での勝利、キャノンズの金曜日での敗北

ロブ・パネルはすでにPLLのキャリアアシスト数でトップ(298アシスト)に立っている。今週末に300アシストの節目を達成できるか。

キャノンズ

キャノンズがプレーオフ進出を確定させる条件は以下のいずれか。

  • カリフォルニア戦での勝利
  • 土曜日のメリーランド戦での勝利
  • フィラデルフィアの敗北、ウォータードッグスとの得失点差タイブレークでの勝利

2024年と2025年のチャンピオンシップシリーズを連覇したボストンは、2026年のイベント出場権を獲得するために土曜日の勝利が必要となる可能性がある。

解説

PLLレギュラーシーズンの最終週は、プレーオフ進出をかけたチーム同士の激しい争いが予想される。特に、ボストン・キャノンズはホームで連戦を戦うため、ファンの後押しを受けながら勝利を目指すだろう。怪我人の状況や、各チームのキープレーヤーの活躍が勝敗を大きく左右する。また、得失点差がプレーオフ進出を決定する可能性もあるため、各チームは1点でも多く得点することが重要となる。最終週は、白熱した試合展開と、予想外の結果が生まれる可能性も高く、ファンにとっては見逃せない週末となるだろう。

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出典: https://www.espn.com/pll/story/_/id/45920572/pll-2025-week-11-schedule-how-watch-matchups-top-players-stats