大谷翔平、足の痙攣で緊急降板 原因は天候か

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サマリ

  • 大谷翔平は、右股関節の痙攣のため、水曜日の先発登板を途中で切り上げた。
  • 暑く湿度の高い気候が痙攣の原因だと大谷とロバーツ監督は語った。
  • 大谷は指名打者として試合に残ったが、5打数ノーヒットだった。
  • トミー・ジョン手術からの復帰後7回目の先発登板で、大谷にとって最長の投球回数となった。
  • 次の先発は8月6日のドジャースタジアムでのセントルイス・カージナルス戦となる予定。

大谷翔平、痙攣のため降板、原因は天候

シンシナティ発 - ロサンゼルス・ドジャースの二刀流スーパースター、大谷翔平は、水曜日の夜の登板が右股関節の痙攣によって途中で終わった後、次の登板が可能になることを期待している。

大谷はシンシナティ・レッズ戦で、暑く湿度の高い夜に4イニングを投げる予定だったが、2本のワイルドピッチを含む6球連続ボールを投げた後、4回にアウトを取ることなく降板した。

31歳でナショナル・リーグMVPに輝いた大谷は、1回から痙攣が始まったと語った。

ドジャースが5対2で敗れた後、大谷は通訳を介して「何とかやり過ごそうとした」と語った。「3回までは何とかできたが、4回はうまくいかなかった。」

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大谷とデーブ・ロバーツ監督はともに、痙攣の原因は天候にあるとした。試合開始時の気温は90度で、体感温度は100度近かった。

ロバーツ監督は、大谷がスペンサー・ステアに対して2-0のカウントでストライクゾーンから外れたスイーパー(86.3マイル)を投げた後、トレーナーとともにマウンドに駆け寄った。マウンドで協議した後、大谷はトレーナーとともに降板した。

「何か変な投げ方をしているように見えた」とロバーツ監督は語った。「フォロースルーがうまくいっていないように見えた。そして、もう1球投げたが、フィニッシュがうまくできていないように見えた。何が起きたのか分からなかったので、非常に心配だった。彼は股関節のせいだと言った。彼と話したところ、湿度のせいだと言っていた。そう聞いて安心した。」

ナショナル・リーグで38本塁打を放ち、リーグトップに立つ大谷は、指名打者として試合に残ったが、前日に4三振を喫した一日後、5打数ノーヒットに終わった。最後の打席では、シンシナティのセンター、ウィル・ベンソンの正面にライナーを放った。

「守備をしなかったので、それが助けになった」と大谷は指名打者として出場したことについて語った。「同時に、接戦だったので、チームの勝利に貢献したかった。」

今回で、2023年シーズン後に受けた右肘のトミー・ジョン手術からの復帰後、7回目の先発登板となった。10年7億ドルの契約を結んでドジャースに移籍して最初のシーズンとなった昨シーズンは、全く投球しなかったが、指名打者として活躍し、54本塁打、59盗塁を記録し、3度目のMVPを受賞した。

途中降板となったものの、今回の登板は、投球復帰後、大谷にとって最長の投球回数となった。51球を投げ、32球がストライクで、3回1/3を投げて5被安打2失点だった。4三振を奪い、2四球を与えた。

「今日の登板の良い点は、球数が目標通りだったことだ。ある意味、これは前進だと思う」と、防御率2.40、15イニングを投げている大谷は語った。「正直、ここ数日は体調が万全ではなかった。」

大谷は4失点しており、そのうち3失点が初回に記録している。63人の打者と対戦し、17三振を奪い、5四球を与えている。

最初の6回の登板で、大谷が最も多く使用した球種は速球(49%)で、次いでスイーパー(25%)だった。レッズ戦では、速球をわずか14球、スイーパーを29球投げた。レッズの空振り8回はすべてスイーパーによるものだった。

「球種というよりも、投球フォームを調整していた」と大谷は語った。「デリバリーで深入りしすぎないようにしていた。メカニズムに集中しようとしていた。」

ノエルビ・マルテはレッズの4回の先頭打者としてシングルヒットを放ち、タイラー・スティーブンソンに対する大谷の2つのワイルドピッチで3塁に進んだ。その後、スティーブンソンはフォアボールを選んだ。

大谷はステアに2球ボールを投げた後、アンソニー・バンダと交代し、バンダはステアにフォアボールを与え、ウィル・ベンソンの犠牲フライで2対2の同点に追いつかれた。

すべてが順調に進めば、大谷の次の先発は8月6日にドジャースタジアムで行われるセントルイス・カージナルス戦となる。

「彼は1週間休みがあり、本拠地での試合なので、湿度に対処する必要はないだろう」とロバーツ監督は語った。

大谷は、レッズとの対戦について考え直すかもしれない。水曜日の試合前、大谷が最後にシンシナティに対して登板したのは、ロサンゼルス・エンゼルスの選手だった2023年8月23日だった。彼は2回に肘の靭帯断裂で降板し、それが2回目のトミー・ジョン手術につながった。

解説

大谷翔平選手の今回の降板は、気候条件という外的要因によるものであり、深刻な怪我によるものではないという点で、ファンにとってはひとまず安心できるニュースです。トミー・ジョン手術からの復帰途上ということもあり、慎重な調整が必要な時期ですが、本人のコメントやロバーツ監督の発言からも、次回の登板に向けて前向きな姿勢が伺えます。今後の試合では、気候条件への対策も考慮され、万全な状態で大谷選手の二刀流の活躍が見られることを期待したいです。

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出典: https://www.espn.com/mlb/story/_/id/45864146/dodgers-shohei-ohtani-leaves-start-6-straight-balls