ラヴら負傷者続出、パッカーズ苦境深まる

記事画像

サマリ

  • グリーンベイ・パッカーズのトレーニングキャンプで、主力選手や貢献度の高い選手の負傷が相次いでいる。
  • タイトエンドのルーク・マスグレイブやワイドレシーバーのロメオ・ダウブスが練習中に負傷し、クォーターバックのジョーダン・ラブは左親指の手術を受ける予定。
  • ワイドレシーバー陣では、ジェイデン・リード、ドンテイビオン・ウィックス、クリスチャン・ワトソンも負傷離脱しており、選手層が薄くなっている。
  • ディフェンス陣でも、コーナーバックのネイト・ホッブスが膝の手術を受け、セイフティのザビアー・マッキニーがふくらはぎの負傷でプレシーズンを欠場する。
  • ランニングバック陣も同様に負傷者が続出しており、チーム全体の健康状態に対する懸念が高まっている。

「かなり手薄になっている」:ラブをはじめ、パッカーズの負傷者が続出

ウィスコンシン州グリーンベイ発 - 最近のグリーンベイ・パッカーズは、こんな状況だ。火曜日のトレーニングキャンプの練習中盤、タイトエンドのルーク・マスグレイブがコーナー・ルートでディフェンスをかわし、マリック・ウィリスからの30ヤードのタッチダウンパスをキャッチした。しかし、30分も経たないうちに、マスグレイブは足を引きずりながらフィールドを後にした。

その少し前には、レシーバーのロメオ・ダウブスが激しく転倒し、数分間フィールドにうずくまったまま、腰を抑えながら退場した。

練習後、両者とも問題ないと語ったが、その間にもクォーターバックのジョーダン・ラブは、左親指の手術を受ける予定だった。

NFLフリーエージェンシーをチェック

評価(ESPN+) | クラスランキング(ESPN+)
全チームの情報 | 全32クラス
ベスト、ワースト(ESPN+) | アワード(ESPN+)
残りのベスト選手ランキング(ESPN+) | 詳細

パッカーズは、他にも5人の先発候補や主要な貢献者が練習を休んでいるという事実を加えると、マット・ラフルアー監督がチームの健康状態についてあまり良く思っていないのも不思議ではない。

「今のところ、そうは思えない」とラフルアー監督は火曜日の練習前に語った。「フットボールチームとしての成功に不可欠な主要選手が多数欠けている。それはそれとして受け止めるしかない。他の選手にとってはチャンスだが、いくつかのポジションで負傷が多発しており、かなり手薄になっている。」

ワイドレシーバー陣の苦境

最も顕著なのは、レシーバー部門だ。

ジェイデン・リード(足)とドンテイビオン・ウィックス(ふくらはぎ)は、トレーニングキャンプの序盤から練習に参加していない。リードは土曜日からウォーキングブーツを着用しているクリスチャン・ワトソン(膝)は、右膝の前十字靭帯断裂からの復帰に向けて、依然として故障者リスト(PUPリスト)に入っている。ブライアン・グーテクンストGMは火曜日、ワトソンはおそらくPUPリストでシーズンを開始すると述べた。つまり、少なくとも4試合は欠場することになる。しかし、手術からわずか8ヶ月しか経っていないことを考えると、リハビリが予定よりも進んでいるとはいえ、さらに長引く可能性が高い。

「彼が走っているのを見ると、すぐにでも彼をフィールドに出したくなる」とグーテクンストは語った。「しかし、前十字靭帯にはタイムラインがあり、彼はそのカーブを上回っているのは間違いない。しかし同時に、彼は長いキャリアを控えているので、適切なステップを踏み、途中でステップをスキップしないようにしたい。」

「おそらく、彼はPUPでシーズンを開始するだろう。4試合が終われば、彼はうずうずしているだろうし、彼を抑えるには多くの人が必要になるだろう。」

パッカーズは、予想される先発選手や重要な貢献者のシーズン終了となるような負傷は免れているものの、負傷者の多さは懸念の原因となっている。特にレシーバーの間では深刻だ。

ダウブスが練習を離れたとき、パッカーズには昨シーズンのロースターのトップ4レシーバーがいなくなった。1巡目指名のマシュー・ゴールデン、3巡目指名のサビオン・ウィリアムズ、そしてレシーバーのデプスチャートで5番目か6番目のマリク・ヒースが残りのトップ3レシーバーだった。残りのレシーバーグループには、ジュリアン・ヒックスウィル・シェパードイザイア・ネイヨーメコール・ハードマンが含まれていた。ヒックス、シェパード、ネイヨーは合わせてNFLの試合に出場したことがない。

マスグレイブが、右足首を捻挫した後、自分が次の負傷者にならないことを願ったのも当然だ。

NFL Nationのベスト記事

コマンダースとマクローリンが難航している理由
ジャガーズはリトルにシーズン中の70ヤードFGを試させるか?
パッカーズの負傷者が続出
シーホークスのバイロン・マーフィーIIの2年目の飛躍?
ジェッツはブリース・ホールを「もう一段階アップ」させるか?

「ああ、私たちは健康を維持する必要がある」とマスグレイブは言った。「誰かが倒れるのを見るのは嫌だから、健康を維持しなければ。」

ディフェンス陣も苦戦

セカンダリーも状況はあまり良くない。今オフシーズンに4800万ドルでフリーエージェント契約を結んだコーナーバックのネイト・ホッブスは、8月2日に膝の手術を受け、オールプロのセーフティであるザビアー・マッキニーは、ふくらはぎの負傷により先週トレーニングキャンプを離脱し、プレシーズンを欠場する

ジョシュ・ジェイコブスの控えであるランニングバック陣もまた混乱している。エマニュエル・ウィルソン(膝)とマーショーン・ロイド(鼠径部)は、キャンプ序盤に負傷した後、火曜日にフルチームドリルに復帰したばかりだ。そして彼らが戻ってきたばかりの時、イスラエル・アバニカンダ(ハムストリング)が離脱し、ジェイレン・ホワイト(足)はウェイバー/負傷者として登録された。

「どんな負傷でも、イライラするし、不満を感じる。しかし同時に、それは避けられないものであり、その一部であることを知っている」とグーテクンストは語った。「マットと彼のスタッフは、チームの状態を把握し、いつプッシュし、いつ撤退すべきかを知るという点で、本当に良い仕事をしてきた。」

「今後10日間ほどで、このフットボールチームにとって非常に重要な4つのタッチポイントがある。だから、私たちはそれに備えていると思う。それは昨年とかなり似ていると思う。」

解説

この記事は、グリーンベイ・パッカーズのトレーニングキャンプにおける負傷者の多発という深刻な問題を取り上げている。特に、攻撃の要となるワイドレシーバー陣の負傷者が目立ち、選手層の薄さが懸念される。クォーターバックのジョーダン・ラブの親指の手術もチームにとって痛手であり、開幕に向けてチームの準備に影響を与える可能性がある。ディフェンス陣やランニングバック陣も負傷者が続出しており、チーム全体の層の薄さが露呈している。ヘッドコーチやGMのコメントからは、負傷者の続出に対する懸念と、残りの選手たちへの期待が感じられる。開幕までに負傷者がどれだけ復帰できるかが、パッカーズのシーズンを左右する大きな要因となるだろう。

関連記事

この記事に関連して、バイキングス、ムーアが初回プレーで負傷 今季絶望もご覧ください。こちらもNFLチームの負傷に関するニュースです。

出典: https://www.espn.com/nfl/story/_/id/45959784/nfl-green-bay-packers-jordan-love-thumb-jayden-reed-christian-watson