ジョン・ラーム率いるチーム、LIV最終戦でデシャンボー組を制す
サマリ
- ジョン・ラーム率いるリージョンXIIIがLIVゴルフリーグのチーム決勝でブライソン・デシャンボー率いるクラッシャーズをプレーオフで下した。
- リージョンXIIIは最終日に猛追し、ザ・カーディナル・アット・セント・ジョンズでクラッシャーズと並び、20アンダーで並んだ。
- ラームとティレル・ハットンは、正規ラウンドの最終2ホールをそれぞれバーディとし、プレーオフ2ホール目もバーディを奪い、デシャンボーとポール・ケーシーを退けた。
- リージョンXIIIのルーキー、ケイレブ・スラットは64をマークし、チームの勝利に大きく貢献した。
- ラームは、インディアナでのLIVシーズンポイントタイトル防衛に成功した1週間後に、チームイベントでも勝利を収めた。
ジョン・ラームのチームがLIVファイナルでブライソン・デシャンボーのチームを破る
ミシガン州プリマス発 - ジョン・ラーム率いるリージョンXIIIが、日曜日に開催されたLIVゴルフリーグのチーム決勝で、ブライソン・デシャンボー率いるクラッシャーズをプレーオフの末に破った。
リージョンXIIIは最終日に猛追を見せ、ザ・カーディナル・アット・セント・ジョンズにおいて、20アンダーでクラッシャーズに並んだ。南アフリカのスティンガー部隊は大きく後れを取り、12アンダーで3チームによる決勝を終えた。
ラームとティレル・ハットンは、正規ラウンドの最終2ホールをそれぞれバーディとし、その後、デシャンボーとポール・ケーシーに対し、プレーオフ2ホール目もバーディを奪って決着をつけた。ラームは6フィートのパットを沈め、ハットンも短いパットを決めて、勝利を決定づけるバーディとした。
「ティレルと私は少し遅れてエンジンがかかったが、遅れても何もしないよりはマシだ」とラームは語った。「プレーオフになった時、私たち2人ともウェッジの扱いに長けている自信があった。フェアウェイにさえボールを置けば、チャンスはたくさん作れると思っていた。」
元テネシー大学のケイレブ・スラットは64をマークし、リージョンXIIIを牽引した。
「ワイルドな道のりだった」とスラットは語った。「昨年、私をチームに加えてくれるほど信頼してくれたジョンに感謝しているし、自分が成長してきた選手をとても誇りに思っている。」
ラームとトム・マッキビンはそれぞれ65をマークし、ハットンは66を記録した。
「ティレルも私も今日はあまり調子が良くなかったし、今週全体を通して、最高のプレーができたとは思わない」とラームは語った。「しかし、若い選手たちが良いプレーを見せ、今日の試合でも光を放っていた。彼らが最後まで私たちを引っ張ってくれた。」
デシャンボーの奮闘
一方、デシャンボーは62をマークする素晴らしいプレーを見せた。
「彼は信じられないようなゴルフをした」とラームはデシャンボーについて語った。「彼はとてつもなく素晴らしかった。彼のドライバーは絶好調で、パターも良く入っていた。」
ケーシーとアニルバン・ラヒリは65をマークし、チャールズ・ハウエル3世は68で最終日を終えた。ハウエルは最初の7ホールで5つのバーディを奪ったが、その後3ストローク落とした。
ラームのチームが連勝
ラームは、インディアナでLIVシーズンポイントタイトル防衛に成功した1週間後に、リージョンXIIIをチームイベントの勝利に導いた。インディアナのトーナメントでは、最終日に60をマークしたが、プレーオフでセバスチャン・ムニョスに敗れていた。
チームの結束力
今回のLIVゴルフリーグのチーム決勝では、各チームの結束力と戦略が勝敗を分ける重要な要素となった。ジョン・ラーム率いるリージョンXIIIは、ベテランのラームとハットンに加え、若手スラットの活躍が光り、チーム全体で勝利を掴み取った。特にスラットの64というスコアは、チームに大きな勢いをもたらし、プレッシャーのかかる場面での自信に繋がった。また、クラッシャーズを率いるデシャンボーは個人としては素晴らしい成績を残したが、チーム全体のスコアでリージョンXIIIに及ばず、惜しくも準優勝となった。
今後の展望
LIVゴルフリーグは、従来のゴルフツアーとは異なるチーム戦という要素を取り入れることで、新たなファン層を獲得し、ゴルフ界に新たな刺激を与えている。今回のチーム決勝でのリージョンXIIIの勝利は、チームの結束力と戦略が重要であることを改めて示した。今後も各チームは、選手の組み合わせや戦略を練り上げ、より高いレベルでのチーム戦を展開していくことが予想される。また、若手選手の台頭やベテラン選手の活躍など、個々の選手の成長がチームの勝利に大きく貢献することも示唆されており、今後のLIVゴルフリーグの展開から目が離せない。
解説
ジョン・ラーム率いるリージョンXIIIがLIVゴルフリーグのチーム決勝で優勝したことは、ラーム自身のリーダーシップとチームの総合力の高さを示す結果となりました。特に、ケイレブ・スラットのような若手選手の活躍は、チームに新たな活力を与え、今後のLIVゴルフリーグにおける勢力図を塗り替える可能性を秘めています。デシャンボー率いるクラッシャーズも善戦しましたが、チームとしての総合力でリージョンXIIIに及ばなかったことが敗因と言えるでしょう。
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