ヤンキース救援陣崩壊、タイガースが7回に9得点猛攻

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サマリ

  • ヤンキース対タイガース戦は6回まで緊迫した試合展開だったが、7回にタイガースが9点を奪い、ヤンキースが崩壊。
  • ヤンキースのリリーフ投手、フェルナンド・クルーズとマーク・ライターJr.が、アウトを一つも取れないまま計9失点。
  • ブルージェイズがアストロズに逆転勝利したため、ヤンキースはア・リーグ東地区首位のブルージェイズと3ゲーム差に。
  • タイガースは5安打、5四球、1死球で9点を獲得。クルーズは投球の大部分がボールとなり、ライターJr.は暴投も記録。
  • ヤンキースのブルペンはトレード期限後に防御率が悪化しており、プレーオフ進出を争うチームとしては下位に低迷。

ヤンキースのリリーフが崩壊、タイガースが9点を奪う猛攻

ニューヨーク— 火曜日の試合で、ニューヨーク・ヤンキースとデトロイト・タイガースは6回まで、ポストシーズンを占うような緊迫した試合を展開していた。しかし、ヤンキースは7回に崩壊し、タイガースが9点を奪って引き離し、12対2で勝利した。

右腕リリーフのフェルナンド・クルーズとマーク・ライターJr.は、アウトを一つも取れないまま合計9失点。ESPNリサーチによると、メジャーリーグのチームメイトで、それぞれ4人以上の打者と対戦し、アウトを一つも取れなかったのは、2003年以来初の出来事だという。

クルーズは「うまくいかない時もある」と語った。「もちろん、戦っていたのは間違いない。ただ、忘れるべき夜だった。明日また戻ってきて、自分の仕事をやるだけだ。」

7回の悪夢

ヤンキース先発のウィル・ウォーレンは6回を2失点に抑えていたが、クルーズがリリーフとして登板。ライリー・グリーンに二塁打を打たれ、シングルヒットを許し、3つの四球を与えて降板した。8月下旬に故障者リストから復帰して以来、7試合7回2/3で1失点、11奪三振、1四球と圧倒的な投球を見せていたが、この日の投球で防御率は2.66から3.76に悪化した。

クルーズは「これはスポーツであり、見ての通り、簡単ではない」と語った。「調子が良い時もあれば、悪い時もある。そこからどうやって立ち直るかを学ぶんだ。これは野球で起こることだ。決して試合より偉大な存在ではないし、常に失敗から学ぶ。」

ライターJr.は、遊撃手のアンソニー・ボルピーが浅いレフトへのフライをオーバー・ザ・ショルダーキャッチできなかったことから始まった。その後、死球を与え、四球を与え、ケリー・カーペンターに2点タイムリースリーベースを浴びて降板となった。

ウォーレンは、悪夢のような7回について「厳しいね」と語った。「なんて言ったらいいかわからない。あんなことは今まで見たことがない。」

ブルペンの不調

火曜日の7回は極端な例だが、ヤンキースがトレード期限最終日にリリーフ投手を3人獲得した8月1日以降、ブルペンの防御率は5.05でメジャーリーグ27位となっている。プレーオフ進出を争っていないミネソタ・ツインズ、コロラド・ロッキーズ、マイアミ・マーリンズの3チームだけが、それよりも悪い成績を残している。

ヤンキースのアーロン・ブーン監督は「うちには仕事をやり遂げるだけの選手がいる」と語った。「タイミングを合わせる必要がある。今夜は厳しい夜だったが、これまで勝利を収めてきた試合で起きた良いことの多くを変えるものではない。」

ア・リーグ東地区の状況

トロント・ブルージェイズがヒューストン・アストロズに逆転勝利したため、ヤンキースはア・リーグ東地区首位のブルージェイズと3ゲーム差になった。ブルージェイズは直接対決でヤンキースを上回っているため、実質的に4ゲーム差となる。一方、デトロイトは83勝62敗となり、ア・リーグのトップシードであるブルージェイズと0.5ゲーム差のままとなっている。

解説

今回の試合は、ヤンキースのリリーフ陣の弱点が露呈した結果となりました。シーズン終盤に向けて、ブルペンの立て直しが急務となります。地区優勝を争うブルージェイズとの差を縮めるためには、リリーフ陣の安定が不可欠です。

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出典: https://www.espn.com/mlb/story/_/id/46212485/yankees-relief-collapses-tigers-explode-9-runs-7th