コリアー、50-40-90達成の快挙!MVP獲得へ猛アピール

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サマリ

  • ナフィーサ・コリアーがWNBA史上2人目の50-40-90クラブを達成。
  • レギュラーシーズンをフィールドゴール成功率53.1%、3ポイント成功率40.3%、フリースロー成功率90.6%で終えた。
  • 平均20得点以上を記録しながらの達成はコリアーが初。
  • ミネソタ・リンクスのヘッドコーチは、コリアーをMVPにふさわしいと絶賛。
  • リンクスはプレーオフに進出し、2年連続のWNBAファイナル進出を目指す。

コリアー、稀有な50-40-90を達成しMVP候補としての地位を確立

ミネソタ・リンクスのナフィーサ・コリアーは木曜日の夜、MVP候補としての地位を確固たるものとしました。ミネアポリスで行われたゴールデンステート・ヴァルキリーズとの試合に72-53で勝利し、コリアーはWNBA史上2人目のレギュラーシーズンを50-40-90のシューティングスプリットで終えた選手となりました。

コリアーはレギュラーシーズンをフィールドゴール成功率53.1%、3ポイント成功率40.3%、フリースロー成功率90.6%で終え、エレーナ・デレ・ダン(2019年)に続いてこの記録を達成した2人目のWNBA選手となりました。さらに、コリアーは平均20得点(彼女は平均22.9得点を記録)以上を記録しながらこの偉業を達成した初の選手となります。

MVPレースの行方

コリアーのパフォーマンスは、MVPレースにおける彼女の立場をさらに強固なものにしました。ライバルのアジャ・ウィルソンとの熾烈な争いが予想されますが、コリアーの記録的なシーズンは、彼女がMVPにふさわしいと主張する強力な根拠となります。

ミネソタのヘッドコーチ、シェリル・リーブは「これまで一度しか達成されたことがなく、その選手はMVPを獲得しました。フィー(コリアーの愛称)はその評価に値します。数字は嘘をつきません…最初から最後までやり遂げました。50/40/90は歴史的な記録です。次に誰かが達成するまでどれくらいかかるかわかりません。ナフィーサ・コリアーはWNBAで最高の選手でした。彼女はMVPにふさわしい」と述べました。

目標設定と努力

リーブはシーズン開始時にコリアーにこの目標を設定しました。目標志向の強いコリアーは、昨シーズンMVP投票でアジャ・ウィルソンに次ぐ2位に終わった後、何か目指すべきものが欲しいと考えていました。

コリアーは木曜日の試合に臨むにあたり、このマイルストーンを達成するために必要な3ポイントの数と最低成功率を把握していました。彼女はヴァルキリーズ戦で3ポイントを4本中3本成功させました。

「目標を達成すると気持ちがいいです。シーズンの最後の試合でギリギリになりました」とコリアーは笑いながら語りました。

3ポイントシュートの向上

この目標を達成するために、フリースローとアーク内でのシュート効率が高いコリアーは、3ポイントシュートに重点を置きました。リーブはコリアーに1試合あたりの3ポイントシュート試投数を増やすよう促し、5回オールスターに選出されているコリアーに最低限の基準を設定しました。リーブはこの変化がコリアーを新たなレベルに引き上げたと語りました。

「彼女はすでに素晴らしい選手です。2年連続でリーグのトップ選手です」とリーブは語りました。「(3ポイントシュートは)本当に止められない選手になるための特別な鍵だったと思います…ナフィーサ・コリアーはリーグで最も止められない選手です。」

チームメイトからの信頼

チームメイトのナティシャ・ハイデマンは「彼女は史上最高(GOAT)です。彼女がいなければ、私たちはミネソタ・リンクスではありません」と付け加えました。

プレーオフへの挑戦

コリアーはリンクスをプレーオフに導き、2年連続のWNBAファイナル進出を目指します。そして今回は、フランチャイズ史上5回目のタイトル獲得を願っています。

木曜日のリンクスの勝利により、ヴァルキリーズは第8シードとなり、1回戦でミネソタと対戦することになります。ミネソタはレギュラーシーズン中、ゴールデンステートに4戦全勝しています。

「私たちは(昨年よりも)良いチームです」とコリアーは語りました。「私たちは昨年の経験があり、経験は常にチームを良くします。そこに行くために何が必要かを知っています。昨年はシーズンの最後の最後まで到達しました…それは私たちをより良くし、よりハングリーにさせました。そしてそれは、今年のプレーオフに向けて考えていることです。」

解説

ナフィーサ・コリアーの50-40-90クラブ達成は、彼女の卓越したスキルと献身的な努力の結晶です。この偉業は、フィールドゴール成功率、3ポイントシュート成功率、フリースロー成功率のすべてで高い水準を維持する必要があり、非常に難易度が高いものです。コリアーが平均20得点以上を記録しながらこれを達成したことは、彼女の得点能力の高さと効率性を示しています。MVPレースでは、コリアーの記録的なシーズンとチームへの貢献度が、アジャ・ウィルソンとの差を縮める上で大きな役割を果たすでしょう。プレーオフでの彼女の活躍が、リンクスのタイトル獲得の鍵となります。

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出典: https://www.espn.com/wnba/story/_/id/46230221/napheesa-collier-makes-mvp-case-historic-50-40-90-season